ホームページのこれまでの表紙を飾った旧1号館の風景をご覧ください。
これらのなかから選んだ絵をもとにした絵はがきセット「Memory of Ferris 旧1号館 の思い出」(2種。各5枚組)も同窓会室で販売しております。詳しくはこちらから。
(画・文 高柳馨子 1979卒)
車寄せと正面玄関(2008.11) 在学中一番縁のなかった場所は、正面玄関かもしれない。人の出入りや、文字通りの「車寄せ」に車が横付けされたのを、見た記憶はないように思う。 建替え後も昔の姿そのものだが、今ではここから校舎に入れない作りになっている。 通りから眺めるたび、山手の景観に溶け込み愛された旧1号館を再現した際の苦労が、推察される。 |
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ギャラリーより カイパー講堂(2008.09) 初めてのカイパー講堂は、荘厳な趣だった。 礼拝では、自然とパートに分かれ歌われる賛美歌に圧倒された。卒業後何年経っても、長椅子に座るとあの頃に戻れるような気がする。 山手通りから差し込む光が、眩しかった。 |
緑濃き 石段(2008.06) 木々の緑はこんなにも鮮やかだったのか。 石段に覆い被さるように葉が繁り、隙き間から覗く空の青が眩しく感じられる。この時期、雨に濡れた色味もまた良いのだが、梅雨の晴れ間は格別だ。 部活を終えて帰る頃、随分と日が延びたことに驚かされ、夏到来を意識する。 |
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明窓 生物室(2008.04) 思い返すと、南に窓を持つ教室は少なかった。 J2B・C、S3C、そして生物室。移動教室は気分も座席も変わり、明るい日射しの中で授業を楽しんでいたように思う。 すぐ外へ続く緑は、格好の教材だった。独特の匂いとともに、この季節に蘇る記憶。 |
早春の中庭(2008.03) 春を感じさせてくれるもの。陽の光、空の色、次々と咲き始める花とその香り・・・。 くすんだ色味が多かった中庭にも段々と彩りが増し、杏の花を筆頭に春を演出してくれる。 年度が変わり、桜とともに新入生を迎える頃、中庭もまた新たな賑わいをみせる。 |
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雪降る中庭(2008.02) 雪が降るとワクワクするのは、大人になった今でも変わらない。交通機関の乱れや雪掻きの心配をすることもなく、はしゃいでいたあの頃。教室にまで雪を持ち込み叱られたのも、懐かしい。静寂の中庭。いつもと異なる風景に、また別のフェリスを見ていたようにも感じる。 |
ツタの石段 色づく(2007.11) この辺りも中庭同様に、四季を強く感じさせてくれる。時期的に帰る頃は暗くなっていたであろう通用門階段を、ゆっくり下る筈もなく、在学中に紅葉を楽しんでいたとは思えない。が、幸いにして、建て替え後の今でも見ることの出来る風景である。 |
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第2グランドから見た旧1号館(2007.10) 卒業すると、中庭側から校舎を見る機会は、あまり無い。汐汲坂を上り下りするとき、在学時より大きく繁った緑とともに、グランド越しに母校を懐かしく眺める事となる。建て替えられ新しい校舎となった今も、それは変わらない。 |
通用門の紫陽花(2007.07) フェリスの中には、四季を感じさせる所が多くある。この紫陽花もその一つだろう。 だが、残念ながら在学中の記憶は薄い。朝の慌ただしい時間に、足速に駆け上がっていたからか・・・。卒業から随分経った今も、通用門越しではあるが楽しませてもらっている。 |
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ツツジ咲く頃(2007.04) 初めてフェリスに来たとき強く印象に残ったものの一つが、この階段である。 上っても上っても「まだあるのか」と思わせた。入学後は流石に慣れてしまったが、小学生の脚にはきつかったのを憶えている。その”初めての日”が、入試当日だった不埒者である。 |